同窓会会長退任のご挨拶

　平成から令和へ元号も変わり、新しい歴史を築いていくことになりました。この度、６月８日の定期総会をもちまして母校同窓会の会長を辞めることとなりました。

　平成２５年４月、古瀬会長の後を引き継ぎ会長に就任して早いもので３期６年が経過しました。これまで何とか務めてこられたのも、ひとえに会員の皆様や、役員の皆様、地域の皆様の暖かいご協力の賜物と心から感謝しております。ありがとうございました。

　会長に就任してまず取り組んだことは会員の所在調査でした。当時の名簿によりますと、島原半島だけでも約５，５００名の同窓生が在住しておりました。その会員の皆様の目を少しでも同窓会に向けていただくにはどうしたらいいか？　役員の皆様と話し合いを繰り返し、まず“足元を見直そう”とのことから行動しました。まずは半島内の各中学校単位に責任者を置き，会員の発掘に努めました。そして一万人を超える会員を本部だけで把握するのは無理があることから、半島３市に支部を置き、支部長以下役員できめ細やかに会員の把握に努める組織といたしました。

　また、県外に目を向けてみますと、当時、関東支部が活発に活動を続けておりました。そこで関西にも支部を結成し、関西地区の同窓生の親睦と、新たに関西地区へ就職する同窓生の「心の拠り所」と成るような同窓会支部の結成ができないか考えました。そこで私が個人的に関西地区の同級生と連絡を取り、結成に向けて理解をいただくため、数度にわたり直接お会いして話を進めてまいりました、その甲斐あって４年前になるかと思いますが、平成２７年７月、世話人会が開催され、関西島工会結成の運びとなりました。当日は約２０名の方がお集まりいただき、参加された殆どの方が結成の目的を理解していただき「早く立ち上げるべきだった」との言葉をいただき大変心強い思いをしたところです。その後、翌平成２８年度から毎年総会を開催され、今年も８月２５日に第４回目の総会並びに懇親会の開催が計画され進められております、ほかにも福岡のほうでは建築科９回卒の石橋京介さんが九州支部発足のため奮闘されておりますので、全国各地でご活躍の同窓会員の皆様のご協力をお願い致します。

　さて、平成から令和へ元号が変わる中、建築科３回卒で新会長の永田克己さんにバトンの引継ぎをさせていただきました、永田新会長を中心に同窓会がますます充実し、会の大きな目的であります「会員の親睦」「母校の発展に寄与すること」を遂げられますよう、心から祈念したいと思います。

　最後になりますが私は、会長に就任し力足らずではありましたが、皆様のご支援とご協力を受けながら、精いっぱい務めさせていただきました。そして、このような沢山の皆様とお会いすることができたことを誇りに思い、今後もこの繋がりを大切にしていきたいと思います。同窓会が永遠に輝く事を記念し最後の挨拶といたします。ありがとうございました。　　　　　　　　　　　　　　　　　

２０１９年（令和元年）６月９日

長崎県立島原工業高校同窓会

前会長　林田　誠治